- takemotoyuki0818
- 3月9日
- 読了時間: 4分
おすすめのウクレレ&所有してきたウクレレ紹介
ウクレレに使用される木材・単板合板の違い
まずはじめにウクレレに多く使用される木材や、単板合板の違いをご説明します。
伝統的にハワイ原産のハワイアンコアや、中南米のホンジュラスマホガニーといった木材が使用されてきましたが、近年ではそれらの木材の枯渇もありアカシアコアや、アフリカンマホガニーなど響きの似た木材も多く使用されています。
単板ウクレレの特徴
木が振動しやすいため木材本来の音色が感じやすい
価格が高め
合板ウクレレの特徴
複数の薄い板を貼り合わせて作られるため薄っぺらい音色になりやすい
安価で丈夫
おおまかに分けると上記のような特徴があります。
どちらの方が良い楽器ですか?と聞かれると、一般的には単板のウクレレの方が良い楽器です。
私自身も単板のウクレレの楽器が育つ感じが好みです。
しかし合板にも手頃な値段で入手できることや、単板に比べて丈夫、などのメリットがあり合板のウクレレにも今まで弾いた中で良い音だなと感じる物がたくさんありました。
私自身が使用してきたウクレレ
BIG ISLAND(ビッグアイランド)KX-CTG コンサートサイズ

ボディに単板コア材が使用されており、その他装飾も豪華になっています。
見た目が好みで最初のウクレレとして購入しました。
こちらを購入する際に他のBIG ISLANDのモデルもいくつか試奏しましたが、どの個体もボディが重く音量もそれほど出ずおとなしい音色という印象です。
Mabuhay(マブハイ)MS-11G ソプラノサイズ

ボディだけでなくネックもマンゴーで作られています。
コアとマホガニーの中間、マイルドですがカラッとした成分もあり可愛らしい音色という印象です。
LUNA(ルナ)MV-2S ソプラノサイズ

Famous(フェイマス)などを手がけるKIWAYA(キワヤ)ブランドのウクレレ。
ボディとネックにホンジュラスマホガニーが使用されており、アフリカンマホガニーと比べると甘さはありつつも軽やかに抜けるような音色が特徴です。
KoAloha(コアロハ)KSO-10S ソプラノサイズ

現在メインで使用しているウクレレ。
トップがスプルース単板、サイドバックはアカシアコア単板。
フレットが高めで弾きやすく、音量もしっかりと出ます。
トップがスプルースのためオールコア材より繊細な音色の印象です。
GOTOH(ゴトー) UPT/UPTL

KoAlohaが購入時ギアペグでなかった為こちらのペグに交換しました。
見た目がトラディショナルでギアペグが欲しい方にはこのペグがおすすめです。
おすすめのウクレレ
手頃な価格帯では王道ですが、Famous(フェイマス)がおすすめです。
ペグもしっかりしたものが付いておりチューニングも安定していて、音量もしっかりと出ます。
5万円ぐらいの物と比べても遜色なく使用できると思います。
逆に1万円以下の安い価格帯のウクレレはチューニングの精度も悪く、フレットの処理が雑なものも多いため弾きにくい個体が多いです。
10万円以上の価格帯ではこちらも王道ですが、KoAloha(コアロハ)やKAMAKA(カマカ)がおすすめです。
私自身もKoAlohaのソプラノのサイズを使用していますが、フレットに高さがあり音量もしっかりでるため演奏性はかなり高いです。
アジアの工場で作られる少し安い価格帯のKoAloha OPIO(コアロハオピオ)シリーズもあります。
KAMAKAのウクレレも素晴らしい音色です。
これぞウクレレという王道の音色です。
KoAlohaに比べると高音域は少し控えめですが低音域はKAMAKAの方が出ており弾きこんで育てていくのが楽しいウクレレだと思います。
今回はおすすめのウクレレ&所有してきたウクレレ紹介というテーマで色々とお話しさせていただきました。
最後になりましたが、先程ご紹介したFamous、KoAloha、KAMAKAなどのウクレレはAmazonや楽天などのネットショッピングでも手軽に購入できますが、ウクレレは同じブランド、型番でも個体差があり木目やサウンドも少しずつ違うため可能であれば楽器点で試奏して好みの一本を購入するのがおすすめです。
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